高松市の吉本歯科医院は「かみあわせのバランス」を専門の独自の歯科治療システムであなたの夢を現実にします。
金属アレルギーとは遅延性のアレルギーです。ある日突然、コップの水があふれだすように一気に症状が噴き出すことがあります。原因が突き止めにくくお悩みを何年もかかえたままという方も多くいらっしゃいます。原因不明の症状が出た場合には金属アレルギーかどうかの検査をお受けになられて下さい。金属アレルギーのご心配がある方は歯科金属アレルギーのご相談を専門に行っております。
「審美歯科」「歯を白くする治療」というと皆さまは一体どんなことを想像されますでしょうか?
「芸能人のような真っ白な歯にする」
「虫歯治療で入れた銀の被せ物や詰め物を白いものにやり換える」
「ホワイトニングの機械で歯を白くする」
「本物の歯のようなセラミックの被せ物をかぶせる」
といった見た目の美しさをまずは想像されるのではないでしょうか?
審美歯科=見た目の美しさであると、想像される方が多いと思います。
歯並びが良く歯が白くて美しいと確かに人に会った時に与える印象は格段に良くなります。
海外のビジネスマンは「歯並びが悪い」ことと「歯の色が汚れている」ことは自己管理ができていない、
自分に対する意識が低いと評価されてしまうことがあるのも事実です。
ですから日本においても患者の皆さまが
審美歯科治療において見た目の美しさを求めるのは「あたりまえ」です。
しかし、見た目だけの美しさだけを追求した結果、
悲惨な状態に陥ってしまっている患者様がいることも、事実です。
こんなことになるなら歯を白くする治療なんてしなきゃよかった、とおっしゃられる方も少なくはありません。
前歯の差し歯の土台が割れてしまい
「歯を抜かないといけないと診断された」
「抜かずにどうにかして欲しい」
というご相談は非常に多いです。
先日、美容整形に一億円を投じた「整形男子」として有名な
アレンさんがブログで公表していた「前歯の深刻なトラブル」をご存じでしょうか?
500万円かけた前歯の差し歯が大変なことになって放心状態ということを明かしていました。
今回のアレンさんのように大変な状態になって吉本歯科医院に慌ててお越し下さる患者さんは非常に多いです。
状況をお話しますね。
アレンさんはある日食事をした際、「バキッ!」という音とともに鈍い痛みがあり
数日間は前歯でかめない状態が続いていたと言います。
痛みは数日後にはなくなったそうですが違和感が続いたため、現在滞在中の大阪にある歯科医院に足を運んだとのこと。
そこでレントゲンを撮ってもらったところ、歯科医から
「ジルコニアは硬いから割れないかわりに、逆に土台の自分の根本の歯に衝撃が来て、中で土台の歯が割れる事がある」と、
歯の土台が割れている可能性がある
ことを指摘されたそうです。
歯の土台とは、虫歯や歯の破折など繰り返された歯科治療により歯に十分な量の歯質が残っていない場合に人工の土台(コア)で歯を補強する治療のことです。
歯質があまり残っていない歯に被せ物(差し歯)をつけても、すぐに取れたり、残っている歯が割れたりしてしまうので土台(コア)をたてます。
歯の土台(コア)には、主にファイバーコア(ファイバーポストコア)、レジンコア、ゴールドコア、メタルコア(銀合金)があります。
歯の土台(コア)は、家に例えるならいわば大黒柱のような存在になります。
その大黒柱となる歯の土台が割れている可能性がある
この事態にアレンさんは「かなり深刻です」とコメント。
その理由について、
「ブリッジに前歯をしてて真ん中が1本欠損しててそれを、両隣の歯が支えてる。その両隣の土台の歯が中でボロボロに割れてるとしたら、歯が3本ない事と一緒で、支えが無くなる」と説明しており、って事は、ブリッジ自体が難しくなる上に、入れていたジルコニアも、支えがないから再度入れられない事になるし、土台となる根本がなかったら、もはやジルコニアすら被せられない」
と最悪の事態を想定していました。
アレンさんのように前歯にジルコニアという硬い素材の歯を入れた方で土台そのものが割れてしまったというケースは実は非常に多いのです。
土台そのものが割れてしまったとなると白い歯を被せることもできません。
「歯の色」「歯並び」「噛み合わせ」に象徴されるように、歯は見た目ばかりが気にされがちです。
しかしながら、「噛むという本来の機能に勝る歯の役目」はありません。
どんな色でも、どんな歯並びでも、どんな噛み合わせでも、よく噛めることが私たち人間にとっては最後まで重要なことなのです。
芸能人のような真っ白すぎる異常な白い歯でなくては嫌だ、とにかくまっすぐに揃った歯並びでないと美しくない
という間違った思い込みや不要なコンプレックスに惑わされて、歯を白くする審美歯科治療をお受けになられることは大変危険です。
患者様は確かに見た目の美しさ、人前できれいに笑える白い歯を望んでおられます。
しかし前歯をすべて白い歯にやりかえた後、顎が動かしにくくなったり、頭痛や肩こりがひどくなってきたとしたらいかがでしょうか?
そんなことは「聞いていなかった」と後悔されたとしても、手遅れです。
歯の治療は何度もやりかえはできないのです。
白い歯にやりかえる時には健康な歯を小さく一層削り、その上に接着材をつけ人工の白い歯に置き換える方法があります。
ここで知っておいて頂きたいことは一度削ってしまった歯は戻ってこない、ということです。
治療が終わり一時だけは白くなったご自分の歯に満足をお感じになっていてもこうした方法には実は大きな危険性があるのです。
ご自分の歯を削り人工の白い歯にやりかえた本数が多ければ多いほど「噛み合わせの再現性」が難しくなります。
治療をする前は噛めていたのに、歯を白くする治療を受けた後、以前噛めていたものが噛めなくなる、というご相談は少なくありません。
歯を白くしたいと見た目重視の審美歯科治療を受けてしまったために、本来の歯の機能である「噛む」という機能が損なわれてしまったのでは何をしているのかわかりません。
本来の審美歯科は、外見の美しさはもちろんのこと、機能的な美しさも同時に追求し、患者様に長い間安心していただけるような治療を提供することを目指すものです。
機能はとても重要なのです。
日本審美歯科学会による審美歯科の考え方です。
歯科医療の目標とするところは、口腔疾患の予防、治療そして健康保持にあります。この口腔機能を健康に保つことは、“食べる”という食物の摂食・咀嚼・嚥下をおこない、生命の維持と活力源になるとともに、“話す”というコミュニケーションを可能にします。これらは楽しい人生を送るための重要なポイントです。
しかしながら、たとえ歯科治療によって機能を回復できたとしても、審美的満足感が得られなければ、決して心身ともに健康を取り戻したという実感は得られないと思います。
この口腔付近の機能の回復と審美の改善は、表情は明るく、生活に活力を取り戻すことにつながります。
このように「歯科審美」は皆さんのクオリティー・オブ・ライフに大きく貢献しています。日本歯科審美学会では、「歯科審美学とは、顎口腔系における形態美・色彩美・機能美の調和を図り、人々の幸福に貢献する歯科医療のための教育および学習に関する学問体系である(日本歯科審美学会教授要綱)」と定義しています。
われわれは、このような歯科審美学の基礎ならびに臨床を学習し、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士のそれぞれの立場から、皆さんに質の高い「歯科審美」を提供する努力をしております。(※一般法人日本歯科審美学会より抜粋)
材質に何を選ぶかという問題ではありません。歯科材料の種類と特徴
吉本歯科医院の院長、吉本彰夫は四国で唯一の認定医です。
多くの患者様とお話をしていると最も誤解されていることがあります。
それは歯並び見た目のよさ=噛み合わせ、と思っていることです。
歯並びがまっすぐ揃って見た目がきれいであることと、噛み合わせがきちんとしている、きちんと噛める状態であるということは全く別の話しです。
見た目としての歯並びが崩れていたとしても、その人なりに調和した上下の歯の噛み合わせが形成されていることがあります。
見た目としての歯並びは崩れていても、その状態で咬み合わせのバランスが調和が取れているということはあるのです。
噛み合わせのバランスが取れていたのに、歯を白くする治療を受け白い被せ物にした途端に上下のかみ合わせの位置関係が変わり、全身にこれまでになかったような不調が出てこられる方もいます。
見た目はいい形態に歯を入れたけれど、噛み方、噛む場所が変わった、頭に振動が響く等々あります。
歯並びはキレイになり歯は白くしたけれど、上下の歯が噛み合わず、ものが噛めなくなったいった事例や、頭痛や肩こりなど全身にさまざまな不調を引き起こす事例が多いことは、意外にも知らされていない事実です。
審美歯科治療とは、「噛む」という本来の機能を犠牲にしてもいいのか?と問えば私はそうではないと考えております。
一時的な「見た目」や「美しさ」を重視するだけは本来の意味での審美歯科治療ではないのでおすすめはしません。
人間として最も重要な「噛む」という生体機能を維持しながら「見た目」を改善していくこと、優占順位をどちらにおくのかで治療内容が変わってまいります。
吉本歯科医院では審美歯科治療をお望みの患者様に対して、咬み合わせバランスをきちんとすることを軸に患者様の様々なご要望を伺い、最善の診療方法を提案いたします。
材質が保険治療のものではない白い歯に置き換えるだけが審美歯科治療ではないことを知って下さい。
歯を白くする治療といえばでまず一般的にイメージされることはホワイトニングだと、思います。
もうひとつは過去に保険治療で選択した銀の詰め物や被せ物を、白いセラミックの歯にやり替えることも歯を白くする治療です。
非常に硬いセラミックですので耐久性に優れています。
銀歯ではなく全ての歯をセラミックで修復する
金属アレルギーとは?金属アレルギーという言葉を聞いた時、どんなことをイメージされましたか?
歯医者さんと、金属アレルギーってどんな関係があるの?と思われた方も多いかと思います。
たとえば、女性であれば、「ピアス」や「イヤリング」「ネックレス」をしていた時耳や、首まわりに赤い湿疹ができたり、かゆくなったりした経験がおありになる方がいらっしゃいませんか?
わかりやすい金属アレルギーはネックレスや時計、ピアス、イアリング、指輪などを身に着けている時に金属が触れた皮膚がただれたり赤くなったりかゆくなったりするものです。
夏の汗ばむ季節には特にかぶれやすい方もいらっしゃると思います。
金属が触れた部分がこのように真っ赤にただれかゆくなったりします。
金属アレルギーとは、一般的に金属の装飾品を身につけた時にかぶれやかゆみなどとして体が拒否反応を起してしまうものです。
一度体内に取り込まれた金属は、体内から全てを取り出すことができない。
通常、貴金属そのものは身体に対して無害なものです。
しかし、体から出る汗や唾液などの体液と交わることにより金属がイオン化を起こし溶けだします。
皮膚や粘膜のたんぱく質と結合することにより「自分の体に合わないもの」と認識し身体が拒絶反応を起こすのです。
イオン化した金属が体内に取り込まれてしまうことで汗をかいた時に、かゆみが出たり、湿疹がでたり、ということが起こります。
湿疹や、かゆみだけの症状が出るだけではとどまらず、金属アレルギーの最も恐ろしいことは、一度体内に取り込まれた金属は、体内から全てを取り出すことができないということです。
取り込まれた金属イオンは体内のタンパク質と結合します。水俣病ってご存知ですか?
水銀汚染による公害病ですが、原理は全く同じです。
このタンパク質と結合した物質が私たちの体内に入り込むと「それは異質なものである」と身体が認識し、アレルギー反応を起こし、皮膚や粘膜を破壊していく
これが金属アレルギーのメカニズムです。
金属アレルギーの特徴は、花粉アレルギーなどのようにある物質に対して、短期的にくしゃみや鼻水などの症状が出るものとは違います。
ある程度、金属の量が体内にたまり続け、その許容範囲のコップがいっぱいになった時点で、一気に表面に溢れ出てくる遅延型のアレルギーです。
人によって溢れ出てくる時期が違います。あふれ出ない人もいます。発症するかしないかはその方のお身体にどれだけの許容量があるかによって違ってきます。
その人その人によって許容できるコップの大きさが違うのです。
今までは平気だったのにある時期から突然かぶれ出したとおっしゃられる患者さんがいらっしゃいます。
それは発症するまでにもコップの中にどんどん金属は流れ込んできていたのです。
いよいよご自分の許容範囲を超えてあふれ出てしまったのでかぶれや発疹といった症状が出たというわけなのです。
ですので、「今は、何の症状もない」という方でも、数年後、将来に、「ある日突然発症する」という可能性があります。
ピアスやネックレスなどによる皮膚症状は目に見える部分に接触し発症しますからその原因に気がつくきっかけになります。
今は、何の症状もないからといって溶けだす金属を注ぎ続けていれば将来発症する可能性は大きくなります。
金属アレルギーを起こさない装飾品を身に着けるにこしたことは、ありません。ネックレスやピアス、時計や下着の金具これらはもちろん金属アレルギーを引き起こすものです。
しかし、盲点となっていることがあります。
それがお口の中の金属です。
「歯科材料による金属アレルギー」です。
虫歯などで歯を削った後、詰め物や被せものをします。
その詰め物や被せ物はあなたのお体の中に入るものです。
あなたは今までに歯医者さんでこんな体験がおありになりませんか?
保険診療が適応されるので、現在でも多くの歯科医院で普通に使用されています。
また、患者さんも保険が認めている治療ということは、厚生労働省が認可している材料なのでまさか危険なものはないだろう、そう思われている方がほとんどです。
この歯科用アマルガムが日本で相当量売れている、という現実がある、ということは、日本では一般的に使われている歯科材料、と言えるでしょう。
アマルガムが恐ろしいのは、口の中で金属が溶け出しどんどん水銀が広がっていくことです。
金銀パラジウム合金も同じです。
口の中には唾液があります。
その唾液が電解液として作用し、金属を溶かしていきます。
他にも、果実、野菜、コーヒー、お茶なども化学反応を引き起こす原因になります。
上下の歯が噛み合ったときの摩擦により金属のイオンが唾液の中に広がり、さらに危険性は高まります。
そして時間とともにさらに金属が溶け始めます。内臓に吸収され血流に乗って全身を巡ります。
取り込まれた金属イオンは体内のタンパク質と結合します。
このタンパク質と結合した物質を異常なものと認識した生体がアレルギー性をもつようになり、次に同じ金属が体内に入ってタンパク質と結合すると皮膚や粘膜を破壊することが「金属アレルギーのメカニズム」といわれています。
掌、足の裏の「ただれ」「炎症」、「全身倦怠感」「肩こり」「めまい」「頭痛」「イライラ」などもこれら金属アレルギーが原因ではないか?
と最近では研究が行なわれています。
金属アレルギーの治療の第一歩は、原因の金属を突き止めることです。
そして口の中に原因の金属があれば早期に取り除くことです。
そうしない限り金属アレルギーの症状は治まりません。そして取り除いた後はアレルギーを引き起こす可能性がない素材に置き換えなければいけません。
しかし、やりかえたとしても、決して元に戻ることはございません。思い出して下さい。先ほども申し上げました
「一度体内に取り込まれた金属は、体内から全てを取り出すことができない」ということです。
体の中に金属を入れてしまってからでは、もう遅い、のです。ここにも「知らなかった」から「こんなことになってしまった」という現実が、あるのです。最近、患者さまからよく質問されることがあります。
「金属アレルギーで問題になっているアマルガム治療が自分の口の中にされており心配」
という内容です。
あまりにも多いご質問なので、一度ここで私の考えについてお話させて頂きます。
近年マスコミでもアマルガム治療について、小さな水ぶくれが掌や足の裏にでき、皮膚が荒れてしまうだけでなく、放っておくと、胸や首、腰などの骨や関節が激しい炎症を起こし、激痛をもたらすこともある恐ろしい病と大々的に取り上げられました。
金属アレルギー検査をされてみて、もし陽性反応がでているようであれば治療をされることをおすすめします。
日本ではアマルガム治療は、保険診療で認められており、現在も一般的な治療として使われています。
アマルガムは、銀、スズ、銅、少量の亜鉛、そして残りの40~50%が水銀で構成されています。
この治療には賛否両論あります。アメリカ歯科医師会(ADA)は、アマルガムに含まれる水銀は「安全」である、としています。
それに対し、スウェーデンやドイツでは使用が禁止されており、イギリスでも妊婦さんへの使用には警告を発しています。
私自身、学生時代にはアマルガムから生じる水銀よりも、食物や空気から生じる水銀の量の方が多いことを教わりました。
しかし、これは実験室でのお話であって、このアマルガムの予後は歯科医師のいわゆる術者の腕によって、また口腔内の環境によって大きく左右されます。
実際は3年以内でほとんどのアマルガムは劣化を示しており、約10年後には70%が溶けて消失するという結果を出している研究者もいます。
私は吉本歯科医院では、虫歯治療に際し、「アマルガム治療」を行っておりません。
確かに症状の出ない患者さんの方が数は多いかもしれません。
しかし、金属アレルギーは「なってから対策を考える」ことは、できないのです。
「なる前に防ぐ」ほうが、望ましいのです。
また「なってしまってからではもう遅い」のです。
それは先ほども申しましたとおり「一度体内に取り込まれた金属は、体内から全てを取り出すことができない」からです。
どうぞこれから歯科治療をお受けになられる方は、治療を行う前に、虫歯を削る前に、お口の中に金属を入れる前に、あなたの身体の中に入れる前にこの質問を歯科医師に投げかけて下さい。
「この歯科材料は金属アレルギーを引き起こす可能性がありますか?」と。
そうすると歯科医師はこんな選択をあなたに提案してくれると思います。
「保険の範囲内で治療を行う場合は、金属アレルギーを引き起こす可能性がある場合があります。
保険外診療であれば、セラミックや、チタンなど、金属アレルギーを引き起こさない材料も選べます。どちらを選ばれますか?」と。
歯科材料に対して深い認識のある歯科医師であれば、必ず選択の余地を患者さんに与えてくれるはずです。
ただし、保険では認められていませんので、自由診療になります。
しかし、将来起こりうる金属アレルギーを引き起こす材料を使うのかどうなのか?そのことを選ぶ権利は患者さんにあります。
残念ながらほとんどの方は「そんなこと知らなかったし、聞かれもしなかった」とおっしゃられます。
また、吉本歯科医院へお越しになられる患者さまは「もし知っていたら、絶対にこんな治療を選択はしなかった」と。
金属アレルギーを引き起こす可能性がある原因金属は以下の通りです。水銀 23%
ニッケル 13.5%
コバルト 13.5%
スズ 12.8%
パラジウム 11.3%
クロム 9.5%
銅 7.3%
プラチナ 3.6%
亜鉛 1.8%
金 1.8%
味覚異常
お口の中の粘膜や舌などの痛み
金属色素の沈着
口内炎
舌炎
接触性の皮膚炎
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
腎炎
喘息や過敏性性肺炎
アトピー性皮膚炎
また、口を開けて見える部分だけでなく歯茎がだんだん黒くなってきたということもあります。
歯や歯茎が黒くなる原因は「金属」です。
上の右側の写真は上の前歯2本にセラミックという被せものをされています。
セラミックとは陶器です。
陶器はご存知のようにお茶碗みたいなものです。
ですので非常に割れやすい。
割れやすいからどうするかと言えば補強するために「金属」が使われるのです。
見えている部分は白いセラミックですが補強するために使ったものが金属であった場合時間が経つにつれ上の写真のように金属が溶けだします。
歯茎の色が変わってきます。歯茎の色が黒ずんでいる理由は「金属が溶けだしたから」です。
さらに歯の根っこに被せものをするために「支え」をすることがあります。
その土台に金属を使うことが、あります。
この金属は土台ですので笑った時には一切見えません。しかし、年数がたつにつれ土台の金属が溶けはじめます。
あなたは金属が溶けだしていくということを想像できますでしょうか?
多くの患者さんは「まさか、口の中の金属が溶けだすなんて・・」と驚かれます。
口の中の金属が溶け始め歯を黒くさせ歯茎にまで浸透し歯茎が黒ずんでいく。
金属アレルギーという言葉は今でこそテレビや雑誌、本などで紹介され一般的に知られるようになりました。
しかし、歯の治療で使う被せ物や詰め物まで意識されている方はまだまだ少ないのではないでしょうか?
ピアスやネックレス、指輪や時計下着の金属のフックなどでもかぶれることがある金属アレルギーは、お口の中に入っている歯の詰め物や被せ物歯の土台に使われている金属でもまた金属アレルギーを引き起こしてしまう可能性は十分にあるのです。
どんどん身体の中に金属が溶け出して、全身的な金属アレルギーにまでなってしまう方までいらっしゃいます。
いったん溶けだした金属が体内に取り込まれると体内から外に出すことは非常に困難です。体内に流れ込んだ金属が原因で全身的な金属アレルギーの症状を引き起こしてしまわれる方もいらっしゃいます。
残念ながらほとんどの方は「そんなこと知らなかったし、聞かれもしなかった」とおっしゃられます。
また、吉本歯科医院へお越しになられる患者さまは「もし知っていたら、絶対にこんな治療を選択はしなかった」と。
では、金属アレルギーが出た段階で歯の詰め物や歯の被せものを外してやりかえればいいじゃないか?と思われる方もいるでしょう。
しかし、話はそう簡単なものではないのです。実際に被せものを外してみるとこのようになっています。
右側の写真をご覧ください。ご自身の残っている歯の根っこには金属が溶けだしているのです。ご自身の歯の根っこは一体どうなっていると思われますか?
実は金属で真っ黒になっているんです。金属が黒く溶け出している歯を白くしたいまたは自分の歯のように自然な色に見せたいと、ご相談にお越し下さいます。しかしいったん金属が溶けだした歯の黒い部分は削り取らなくてはいけません。
ですが、思い出して下さい。一番最初に歯の治療をして被せ物をする時点で、もうすでにすでにもう外周一層削っているんです。
接着剤をくっつけるためにのりしろ部分を削る必要が、あるんですね。
外周一層削ることによって被せ物をすることができているんです。歯の治療の度に、歯を削り取っているのです。
歯は削れば削るほど歯の神経に近くなっていくのです。
歯の神経に近くなるまで削るから歯の神経が痛みだす歯の神経がしみだすということが起こり始めます。歯の神経が痛み出したならもはやそこで
「歯の神経を取らないといけませんね」という診断になってしまうのです。
ですから今回また、治療をやりなおす被せ物を外してやりかえるとなると今ある黒くなった被せ物を外しているわけですから
そこからさらにまたのりしろを作るために歯を削る必要があるのです。
削れば削るほどどんどんご自身の残っている歯の根っこ、細く細く薄く薄くなっていくんです。
歯の根っこが薄くなってしまうと、噛んだ時に噛む力によって割れたり折れたり長く持たなかったりします。
何回もやりかえている方では、芯棒を外す時に、このようにパキッて割れてしまう方までいらっしゃるんですね。
歯の根っ子(歯根)が割れてしまったら、もう歯を抜くしかないんですね。
もう一回芯棒立てて、被せ物をできるんじゃないんですか?とよく患者さん、おっしゃられるんですが実はできない、んです。芯棒によって歯の根っこが揺すられます。
そうすると根っこのまわりの骨がどんどん溶けていきます。
残念ながらこの場合はもう歯を抜かないといけなくなります。
ですから、歯の被せ物は何度もやりかえができるものではありません。
色が黒くなったら金属アレルギーを発症したらその時、白いものにやりかえたらいいじゃないか
その時、金属アレルギーを起こさない材質に変えたらいいじゃないかと思ってしまいがちです。
ただし・・・・あなたの歯を失う時期が早まってしまう可能性がありますよ、という注意書きが、小さく小さく付いているということなのです。
治療をする前に治療をお受けになられる皆様が知っておいた方がいいことは、
☑この材質を使えば将来どういうふうになっていくのか?
☑金属が溶け出す材質なのか?金属が溶け出さないものなのか?
☑金属のような色がでてくるものなのか、出てこないものなのか?
☑その素材は全身に対してどういう影響を及ぼすのか?及ぼさないのか?
☑金属アレルギーの可能性がある方は、金属アレルギーにならない材質なのか?
皆さまは化学の授業でイオン化傾向と電極電位というのを聞かれたことがあるかもしれません。
金属は水または水溶液中で電子e-を放出して陽イオンになろうとする性質があります。
つまり金属はイオン化し体内に溶け出すのです。
ですから様々な金属がアレルゲンとなり得ます。
金属装飾品(ネックレスやピアスや時計)による皮膚炎は比較的頻度が高く、
口腔内では歯科用金属材料(歯の詰め物や被せ物や土台)によるアレルギー反応があります.
金属アレルギーの発現機序は諸説ありますが,一般的に下記のようにいわれています。
1 金属が水分に接触
2 イオン化
3 生体タンパクと結合
4 異種タンパク(ハプテン)
5 感作リンパ球
6 2度目に同一金属が入り込むことによって拒絶反応をおこします
金属アレルギーを疑う場合、被せ物をや詰め物を外したり新しい被せものを作ったりする前に入れ歯を作製する前にインプラント埋入手術前にパッチテストやリンパ球刺激試験が必要であると吉本彰夫は考えます。またインプラントメーカーによって,種類によって純チタンを材料とするインプラント体もあれば,チタン合金を材料とするインプラント体もあります。入れ歯の場合,詰め物や被せ物よりもはるかに大きく強度が必要ですから,特に保険の部分入れ歯では大量で何種類もの安価な金属が用いられます。
金属アレルギーの患者さんの場合実は歯を失われた後の入れ歯の方が危険だったりすることがあるのです.
インプラント治療に用いられるチタンはイオン化傾向が大きいのですがイオン化はしにくいのです。そのため生体親和性の高い金属といわれ金属アレルギーを起こしにくい材料であります。しかし近年, 整形外科領域では1990年代からチタンアレルギーが疑われる症例の報告がありました。さらに、歯科チタンインプラントの症例でもチタンアレルギーと考えられる報告が散見されています。チタンアレルギーを検査するためには特殊な検査が必要であるため,香川県内で検査できる機関を存じません。その為,チタンアレルギーが疑われる場合にはチタンアレルギー検査は一番近い徳島大学をご紹介させて頂いています。
化学の授業で電池の仕組みを教わったことがあるかと思います。
イオン化傾向が小さい金属イオンを含む水溶液にイオン化傾向の大きな金属単体を浸せきするとイオン化傾向の大きな金属が酸化され溶け出し(溶解し)、イオン化傾向の小さな金属が還元され析出することで電池が機能します。実は口の中でも違う種類の金属を何種類も入れていらっしゃる場合や唾液成分の差によって口の中で同じことが起きてしまうのです。ガルバニー電流という電流が流れてしまうのです。異種金属接触腐食とよばれる現象の一つです。イオン化傾向には金属によって強さがあり、金属をイオン化傾向の強さの順に並べたものをイオン化列といいます。吉本もよく覚えました。当時はなんの役に立つかと思っていましたが、今とても役になっています。重要でした。余談ですがいろんな覚え方があるようですが、吉本は下記の覚え歌で覚えました。金借るな!まあ,あてにすな!ヒド過ぎん?借金!
K>Ca>Na>Mg>Al>Zn>Fe>Ni>Sn>Pb>[H]>Cu>Hg>Ag>Pt>Au
食べ合わせの相性と同じように、金属にも相性があるのです。吉本は(一社)日本歯科理工学会のDental Materials Senior Adviserという称号を頂いています.
http://www.jsdmd.jp/certification/list.html
まれにチタンはイオン化傾向が小さいから錆びないと誤解されていらっしゃる方が結構いらっしゃいます。
インプラント治療に用いられるチタンはイオン化傾向が大きいですがイオン化しにくいのです。
チタンはマグネシウムの少し下、反応性でいえばかなり反応しやすい部類に入ってイオン化傾向が大きいのです。
でもイオン化しにくいのです。不思議ですよね。
実はチタンは厳密にはチタン単体という形で存在できないのです。
一瞬にして表面は空気中の酸素と反応して酸化膜という膜で覆われてしまうのです。
アルミニウムも同様ですが、この膜を不動態といいます。
表面が少し酸化するが、それ以上中に酸素を通さないため鉄や銅のようにボロボロにならないのです。
ビールにアルミ缶が重宝する理由です。
この酸化膜すごいんです!歯科用の接着材パナビアと頑丈にくっつきます。
はっきり言って外すことは困難です。
特に金合金と接着材はくっつきにくいので、メタルプライマーという表面処理が必要とされています。
しかし逆にチタンはこの金属プライマーという表面処理を行うと接着力が低下してしまいます。
サンドブラスト処理と超音波洗浄だけで素晴らしい接着強度を発揮します。
さらに口の中の話だけではありません。
噛む力は女性で100キロ,男性だと200キロの力がかかると報告されています.
噛む力で金属性の詰め物の薄い部分が欠けて割れて飲み込んだり力やむし歯によって詰め物や被せ物が剥がれて飲み込んだり飲み込んだ先には胃酸という液体の中に落ち込むのです。
つまり食前の空腹時には胃酸はpH1~2という強酸ですので強酸の中に金属を浸したのと同じ現象が起きてしまうのです。
※吉本歯科医院(高松市)の院長吉本彰夫は(一社)日本接着歯学会の接着歯科治療認定医です。
http://www.adhesive-dent.com/certification/list.html
歯科金属アレルギー専門の吉本歯科医院ではセラミックを超えたセラミックス、セルコンジルコニア 先端歯科医療(金属アレルギーを起こさない歯科材料)を患者様に提供しております。
セルコン ジルコニアの特徴
セルコンジルコニアの5つの優れた特徴
①高い強度と長期安定性
②優れた審美性
③優れた生体親和性
④高い安全性
⑤高い信頼性
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歯の治療、どうして左右同時に治療しないか?理由をお話します。
セラミックの歯が入った後に噛むと痛い、しみる場合
ジルコニアとはどんな材質?
セラミックの歯が入った後に噛むと痛い、しみる場合
ラミネートべニアとは
セラミックインレーとはセラミックの「詰め物」
セラミック の歯と歯ぎしりの関係
歯の金属アレルギーの検査はどのように受けたらいいですか?
過去に虫歯治療でつめた銀歯アマルガムは除去した方がいいのか?
セルコン・ジルコニアセラミックスは、金属イオンの影響がありませんので、長期間にわたる使用後も歯肉の退縮や着色がなく、より天然歯に近い色調再現をご提供しておいります。 |
金属アレルギーとは遅延性のアレルギーです。ある日突然、コップの水があふれだすように一気に症状が噴き出すことがあります。原因が突き止めにくくお悩みを何年もかかえたままという方も多くいらっしゃいます。原因不明の症状が出た場合には金属アレルギーかどうかの検査をお受けになられて下さい。金属アレルギーのご心配がある方は歯科金属アレルギーのご相談を専門に行っております。