過去に虫歯治療でつめた銀歯アマルガムは除去した方がいいのか?
香川県 高松市 金属を使わないノンメタル治療 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
過去に詰めた銀歯の素材が金属アレルギーを引き起こす可能性があるということで
銀歯(アマルガム)を除去した方がいいのか?それともそのままにしておくべきなのか?
というご相談は非常に多く頂きます。お答しますね。
ご相談よろしくお願い致します。
◯◯県在住51歳です。20代の頃、虫歯ができるたびに近所の歯医者さんに通っていました。
当時は情報もなく虫歯部分を大きくドリルのようなものでガーっと削り削った部分に型取りをしてその後、銀歯を詰めてもらっていました。
虫歯が多かったので口の中は銀歯だらけです。
同じ部分が何度も虫歯になることもあり銀歯がどんどん大きいものになっているものもあります。
5年ほど前から原因不明の湿疹やかゆみがあり金属アレルギーという存在を知りました。
ピヤスやネックレス、金属の時計をすると汁が出るほどただれます。
いろいろ調べていくと歯科の銀歯のアマルガムという素材には水銀が含まれておりアマルガムが溶けだし身体に吸収されていっているということを知り怖くなりました。
私の口の中には銀歯はアマルガム以外の素材もたくさん入っています。
銀歯を入れますよとは何も言われずにそのまま銀歯を入れる歯医者さんだったのでそんなものかと思っていましたが、今になって後悔をしています。
今更ですが、口の中の銀歯をアマルガムを含め全部外したいと思います。
しかし大きな治療になると思います。
アマルガムを除去する方がいいのか?それとも除去せずに放置しておくのがいいのか?教えて欲しいです。
このようなご相談です。
アマルガムを除去する方が
メリットが上回る場合の基準をお伝えします。
まず顕微鏡、ルーペなどの精密な部分が見えるものでアマルガムを確認した時に
①アマルガムが割れてる
②アマルガムが溶けている
この場合には除去した方がいいと判断します。
アマルガムが溶けだし身体に流れこんでいるのを
これ以上流れこまないように除去する方がいいと考えます。
また逆にまったく割れてもおらず溶けてもいないきれいなままの状態であれば
除去しなくてもよいと思います。
ただし、それは非常に少ない症例です。
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吉本彰夫
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