【香川県高松市】金属アレルギーは誰にでも起こりうる｜歯科治療で避けたいリスクと対策
こんにちは、吉本歯科医院です。
今回は、「歯科治療で起こる金属アレルギー」について詳しくお話しします。
金属アレルギーは誰にでも起こる可能性がある
「自分は大丈夫」と思っていても、金属アレルギーは誰にでも起こる可能性があるということをご存じでしょうか？
一度発症すると、原因となる金属が身体にある限り、アレルギー反応は繰り返し起こります。
自然治癒することはなく、原因金属を除去しない限り、体調不良の原因になり続けることも。
当院では、金属アレルギーの原因が疑われる場合、提携の医科皮膚科と連携し、パッチテストによる原因金属の特定を行っています。
金属アレルギーのメカニズム
そもそも金属アレルギーは、どうして起こるのでしょうか？
汗や唾液などの体液により、金属がイオンとして体内に溶け出します。このイオンが体内のタンパク質と結合すると、「自分の体とは異なる物質」として認識され、免疫が攻撃を開始。これがアレルギー反応であり、皮膚炎や口内炎、倦怠感など多様な症状として現れます。
金属アレルギーには2種類ある
金属アレルギーには、大きく分けて以下の2タイプがあります。
✅ 局所型アレルギー
歯科金属が接触している舌や頬の粘膜、口の中に症状が出ます。痛み、かゆみ、味覚異常、水疱、湿疹などが起こり、扁平苔癬からがん化する例も報告されています。
✅ 全身型アレルギー
金属イオンが血流に乗り、手のひらや足裏など体の離れた部位に症状が出ます。代表的なのが「掌蹠膿疱症」や「エリテマトーデス」といった皮膚疾患です。
誰が発症してもおかしくない、金属アレルギーの怖さ
「同じ金属を使っているのに、自分は平気」と思っている方でも安心はできません。
アレルギーには“コップ理論”があります。コップに水を注ぎ続けると、やがて溢れるように、金属の蓄積が体の許容量を超えたとき、突然アレルギー症状が出るのです。
つまり、「まだ発症していないだけ」で、いつか溢れる可能性があるということ。
歯科治療で使われる金属のリスクとは？
特に保険診療で使用される金属は腐食しやすく、口の中という過酷な環境で劣化します。
・唾液
・食べ物の酸やアルカリ
・熱いもの冷たいものの温度差
これらが揃った環境で金属が劣化し、体に取り込まれるリスクが高まるのです。
金属を使わない「ノンメタル治療」という選択
当院では、金属アレルギーに不安がある方にはセラミックやジルコニアなど、金属を一切使わないノンメタル治療をご提案しています。
パッチテストの結果に応じて、原因金属を特定・除去し、その後は金属を使わない材質で再治療。再発のリスクを抑えながら、安心して治療を受けていただけます。
金属アレルギーが不安な方は早めの相談を
金属アレルギーは、見逃しがちですが体全体の健康に関わる重大なリスクです。
香川県高松市で金属を使わない歯科治療をお考えの方は、ぜひ当院にご相談ください。
ノンメタル治療で、安心・安全な未来へ一歩踏み出しましょう。
吉本彰夫
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