金属アレルギーを起こしにくいチタンを用いた入れ歯
様々な特性を持ったチタン(純チタン)は、鋳造が困難とされて来ましたが、今日では鋳造機や埋没材の急速な発達によって、クラウン、ブリッジ、硬質レジン、ポーセレン、インプラント上部構造体、鋳造床と、すべての補綴物に利用できるようになりました。
審美性+機能性に富んだスマイルデンチャーの金属床シリーズに、さらに最高の生体親和性をプラスした純チタン床(スマイルTi+)が加わりました。
- Ti+(純チタン)は、一部の禁忌症例にも対応することが可能となりました。
- 金属プレートの確実な保持力とチタンの生体親和性、スマイルデンチャーの柔軟性・軽さが特徴です。
純チタンとコバルトクロムで製作した場合の重さの比較
チタンの物性的特徴は、鉄など金属と比べ比重が軽いこと。
この比較ではコバルトクロム床(画像:下段)よりも、若干大きな純チタン床(画像:上段)の方が2.6gも軽くなりました。
床の大きな症例では、さらに重量の差が広がります。
わずか1gでも、お口の中で感じる差はとても大きな違いです
また、純チタンを利用した歯科技工物では強固な酸化皮膜によりイオン溶出が起こらず、
優れた生体親和性を示します。
人工関節や歯科インプラント・義歯床など、長期間体内に留置されるこうした製品において、チタンは広く利用されています。